医師

医師は、病気やケガの診療・治療を行うやり甲斐のあるお仕事ですが難易度の高い職業です。

医師とは、医師免許を保持して患者さんの病気やケガの診療・治療を行ういつの時代でも人気の高いお仕事の１つです。

医療行為は、瞬時に冷静かつ適切な判断が求められ、時には人の生命を預かる責任の重い仕事ですが、その分やり甲斐も大きい仕事です。

医師不足が叫ばれる昨今、まだまだ医師のニーズは高く、大学も医学部医学科の定員を増員するなど対策を行っています。

人の命を救うというやり甲斐のある仕事ではあることはもちろん、安定した給与と高い地位に憧れて、医師を目指す人は多く医学部受験は毎年難易度が非常に高い試験となっています。

医師になるには、まずは難関の医学部医学科に合格できる高い学力と、チーム医療を指揮できるコミュニケーション能力が必要となってきます。

医学科に入学後も留年する学生がいるほど授業は大変で、さらには国家試験合格およびハードな研修期間も乗り越える必要があるため、体力的にもキツイ仕事です。

医師を目指す

医師を目指すのであれば、大学の医学部医学科を卒業して医師国家試験の受験資格を得て試験に合格する必要があります。

医学部医学科は難易度が高く、入学するには私立大学医学部でも偏差値60以上の学力と高い競争率を突破する必要があります。

医師国家試験は合格率90％程度と高い合格率ですが、逆を言えば毎年10%の人は不合格となっています。

国家試験に合格しなければ医師になれないので、医学生みな死にもの狂いで国家試験の勉強を行います。なかには医師国家試験の予備校などもあり利用して勉強している人もいます。

医師国家試験に合格後は、卒後臨床研修として2年間「研修医」として病院で勤務し、自分の進む診療科を決定します。

資格種類	将来性	難易度	取得方法	合格率
国家資格	大変良い	大変難しい	独学・通学	90.6％（2014年度）

受験資格	①医学課程（医学部医学科6年制）を卒業した者（防衛医科大学卒業生含む） ②医師国家試験予備試験に合格後、1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経た者など
試験科目	基礎医学、臨床医学、社会医学を含む全ての医学関連科目
試験内容	計500問の選択肢問題 ①必修の基本的事項‐一般問題 ②必修の基本的事項‐臨床実地問題（長文形式含む） ③医学総論‐一般問題 ④医学総論‐臨床実地問題（長文形式含む） ⑤医学各論‐一般問題 ⑥医学各論‐臨床実地問題

順位	大学名	受験者数	合格者数	合格率（％）
1	自治医科大学	108	107	99.1
2	筑波大学	97	96	99.0
3	福島県立医科大学	93	92	98.9
3	順天堂大学	92	91	98.9
5	防衛医科大学	70	69	98.6
6	浜松医科大学	107	105	98.1
7	東京医科歯科大学	91	89	97.8
8	大阪市立大学	88	86	97.7
9	横浜市立大学	79	77	97.5
10	藤田保健衛生大学	104	101	97.1
11	山梨大学	95	92	96.8
11	産業医科大学	94	91	96.8
13	東京医科大学	118	114	96.6
14	日本医科大学	107	103	96.3
14	名古屋市立大学	80	77	96.3
16	佐賀大学	93	89	95.7
17	兵庫医科大学	114	109	95.6
18	札幌医科大学	111	106	95.5
19	千葉大学	107	102	95.3
19	東京慈恵会医科大学	107	102	95.3