司法書士
司法書士とは、裁判所、検察庁または法務局に提出する書類を作成し、登記または供託に関する手続きを代わって行う法律の専門家です。
主に登記に関する業務を行っており、土地や建物などの不動産の登記に関する業務や、会社の設立や役員の変更などにおける登記業務、また成年後見に関する業務なども行っています。
他にも、相続や遺言、債務整理、裁判、供託の手続き、帰化申請手続きなどに関する業務を行っており、幅広く活躍できます。
以前は弁護士しか行えなかった裁判に関する業務も、規制緩和により、140万円以下の民事訴訟ならば当事者の代理人として業務を行うことができます。
司法書士は、身近な暮らしの法律トラブルを解決する「街の法律家」として、男性だけでなく、女性も活躍しています。
給料は一般サラリーマンよりも高水準であり、独立して成功している人も多く、非常に高額な年収を得る人もいます。
司法書士を目指す
司法書士は国家資格なので、司法書士試験に合格する必要があり、合格率はわずか3%と狭き門になっています。
司法書士試験では受験資格は特になく、年齢制限や学歴要件などはないため誰でも受験可能となっています。
難易度の高い国家資格であるため独学では難しく、多くの人が資格予備校などを活用し、熱心に勉強を行っています。
ただし、年に1度の試験なので、何年も続けて合格を目指す人も少なくないのが現状で、1発合格は困難となっています。
裁判所事務官や検察事務官を10年以上務めて、法務大臣の認定を受けると、司法書士の資格を得ることもできます。
資格概要
資格種類 | 将来性 | 難易度 | 取得方法 | 合格率 |
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国家資格 | 良い | 大変難しい | 通学・通信 | 3.8% (2014年度) |
受験資格 | なし(年齢・性別・学歴などの制限はありません) |
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試験時期 | 筆記試験:7月の第1日曜日 口述試験:10月中旬 |
試験内容 | 【筆記試験】 午前の部:マークシート方式(憲法、民法、刑法、商法) 午後の部:マークシート方式(不動産登記法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法) 午後の部:記述式(不動産登記法、商業登記法) 【口述試験】 不動産登記法、商業登記法、司法書士法 |
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