不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、土地などの不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の経済価値に関する高度的な専門家です。
不動産の鑑定評価は、土地や建物またはこれらについての、所有権以外の権利の経済価値を判定し、価額に表示します。
公的な業務は、指標となる時価の評価や相続税、贈与税、固定資産税の元となる固定資産税評価額や路線価の評価や競売における作成などを行います。
民間の業務は、金融機関が融資などを行う際の担保評価、J-REITなど証券化対象不動産の評価、価格交渉などの裁判における証拠としての評価などが仕事となります。
不動産鑑定士試験は、司法試験や公認会計士試験と同様に難関試験となっており、文系の三大試験と称されることがあります。
不動産鑑定士を目指す
不動産鑑定士になるためには、不動産鑑定士試験に合格する必要があり、短答式試験と論文式試験に合格する必要があります。
短答式試験に合格すると、論文式試験に進み、それを合格すれば不動産鑑定士試験合格者となれます。
短答式試験に合格すると、翌2年間は免除され、論文式試験から受験することができるので、論文式試験に集中することができます。
資格概要
資格種類 | 将来性 | 難易度 | 取得方法 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
国家資格 | 良い | 大変難しい | 通学・通信 | 10%程度 |
受験資格 | 特に制限なし |
---|---|
受験料 | 書面申請13,000円、電子申請12,800円 |
試験時期 | 短答式試験:5月中旬 論文式試験:8月上旬 |
試験地 | 【短答式試験】 北海道、宮城、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 【論文式試験】 東京都、大阪府、福岡県 |
試験内容 | 【短答式試験】 不動産に関する行政法規、不動産の鑑定評価に関する理論 【論文式試験】 民法、経済学、会計学、不動産の鑑定評価に関する理論 |
大学別合格者数ランキング【平成14年度】
順位 | 大学名 | 合格者数 |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 35名 |
2 | 慶応義塾大学 | 29名 |
3 | 中央大学 | 17名 |
4 | 同志社大学 | 15名 |
5 | 立命館大学 | 15名 |
6 | 明治大学 | 13名 |
6 | 日本大学 | 13名 |
8 | 東京大学 | 12名 |
9 | 法政大学 | 11名 |
9 | 専修大学 | 11名 |
※近年の大学別合格者数の公表なし
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