個別指導塾は集団授業の学習塾に比べて授業料相場が高いと言われていますが、ここではどれくらいの料金がかかるかをまとめています。
授業料や料金相場が高い個別指導塾ですが、それなりのメリットもあります。
個別指導塾の料金相場が気になる人はぜひ参考にしてみて下さい。
個別指導塾の授業料・料金について
個別指導塾の授業料は、1コマ当たり○○円という料金体系を設定しているところが多く、月どれだけ授業を組むかによって料金が異なってきます。
ただし、集団クラスに比べて時間単価は高く、一般的に集団授業の3~6倍ほどの学費がかかると言われています。
講師から丁寧な指導を受けられる分、授業料やテキスト代などの料金は高くなるため苦手科目だけ個別指導で対策を行っている人が多くいらっしゃいます。
いっぽう、授業料の安さを売りにしている個別指導塾の場合は、アルバイト講師で一人で多くの生徒を見ることができる「巡回型」の指導方法を採用しているケースが多いようです。
また、個別指導の場合、地域、対策コース、回数によって授業料が異なってくるため、ホームページなどでは掲載していない場合が多いようです。
したがって、気になる方は資料請求や最寄の教室に料金を直接問い合わせるなどして確認してみましょう。
授業料の安い集団指導塾のほうがおトク?
集団指導塾の場合、講師1人あたりの生徒の人数が多いので、個別指導塾の半額程度の授業料で受講できるケースも少なくありません。
では、個別指導塾に行くのは経済的に損かというと、必ずしもそうとは言い切れません。
まず、学校の授業に付いていけてない人は集団塾も学校と同じく一斉授業を行うため取り残されるリスクがあり、結果として塾に通ったものの成績はあまり改善されなかったという声をよく耳にします。
これでは、お金を払って塾に通った意味がありません。
そんな人は丁寧に指導をしてくれる個別指導塾のほうが、学習方法を一から教えてもらえるので成績も伸びやすい傾向があります。
個別指導塾は授業料が少し割高になりがちですが、講師から直接指導してもらえるので授業に付いていけず取り残されてしまう心配もなく、学力を着実に向上していけます。
授業料と指導力とのバランスが重要
個別指導塾は一般的に集団クラスよりも高い傾向がありますが、これは講師を1人または2人で独占して教えてもらうため、それだけ人件費がかかってしまうからです。
最近では、個別指導塾の増加に伴い授業料の安さをアピールする教室も増えてきましたが、重要なのは費用や料金の安さではなく子供を信頼して預けられるかどうかです。
授業料が安くても相性が悪かったり、アルバイト学生による指導で成績が伸び悩んでいたりしては、かえってお金の無駄となります。
予算をオーバーしてしまうようなら苦手科目に絞って個別指導塾に通塾させ、あとは集団クラスで学ばせるのも1つの方法です。
講師から直接丁寧に指導してもらえるため短期間で飛躍的に学力を伸ばせるのが個別指導塾の魅力です。
体験授業や学習相談会を通じて「授業料の予算」と「指導力」とのバランスを見極めながら、割安で質の高い学習塾を見つけていきましょう。
授業料負担を軽減する方法
個別指導塾はマンツーマン講義が基本であり、その分集団講義形式の塾よりも授業料が高く設定されています。
少しでも授業料やテキスト代などの料金負担を安くするためには、全科目ではなく苦手科目に絞って単科で授業を取ることをおすすめします。
数学や英語といった苦手を作るとなかなか克服することが難しい科目や、偏差値を上げる為に足を引っ張っている科目で個別指導塾のマンツーマン指導を受けることにより、安い授業料で苦手克服に一歩前進することができます。
また、講義もマンツーマンではなく1対2や巡回型のコースを受講することによってマンツーマンより授業料を安く抑えることができます。
少人数指導なら、一緒に勉強するライバルがいるため競争心が湧いてマンツーマンより高い学習効果を得られるケースもあります。
個別指導塾によっては、単科での通学や少人数制授業に参加するだけでも専用自習室を利用することが可能であったり、チューターにいつでも質問が可能となっているため料金面で非常にお得と言えます。
個別指導塾のオンラインコースは割安な料金も多い
新型コロナの影響もあり、大手の個別指導塾をはじめ多くの教室で一気に拡大したのがオンラインコースです。
オンラインコースは、通学しないで自宅にいながら講師からビデオチャットなどのツールを用いてマンツーマン指導を受けることができます。
感染リスクが抑えられるだけでなく、オンラインなら料金が通塾に比べて安い教室もあります。
特にオンライン専門の個別指導塾だと、教室と講師配置の必要がないため、料金の安い教室がみつかりやすいです。
料金をなるべく抑えて個別指導塾に通いたい人は、オンライン専門の個別指導塾を検討してみてはいかがでしょうか。
個別指導塾の授業料相場を調査
個別指導塾は、少人数制の授業で先生一人当たりが指導する生徒の数が少ないため、一般的には他の授業スタイルの学習塾と比較すると授業料がどうしても高くなってしまう傾向があります。
もちろん、各個別指導塾ごとに授業料は異なりますし、1対1なのか1対2以上かによって料金に差が出て来るので一概には言えませんが、まずはおおよその目安として個別指導塾の授業料の料金相場はだいたいどれくらいなのかを解説していきたいと思います。
条件1:入会金、テキスト代、などその他諸々の料金を抜かし、週に1回60〜90分の授業を受講した際の月謝料金
中学生の授業料 | 11,000円〜16,000円 |
---|---|
高校生の授業料 | 15,000円〜20,000円 |
というように、こちらが個別指導塾の月謝授業料のおおよその料金相場です。
ただし、中学生・高校生でも3年次の受験対策コースなどでは料金が高額になることもあります。
次に、個別指導塾は、一般的に他の授業スタイルの学習塾に比べると授業料が高いと言われているものの、実際にどのくらいの料金の差が生じるのかわからないという人のために、他の授業スタイルの学習塾と比較した場合の個別指導塾の授業料の平均的な料金相場を調べてみました。
完全個別指導塾 | 個別指導塾 | 集団塾 | 家庭教師 | |
---|---|---|---|---|
授業回数(週) | 2回 | 2回 | 3〜4回 | 2回 |
授業料(月) | 30,000円 | 26,000円 | 20,000円 | 32,000円 |
入会金 | 10,000円 | 13,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
諸経費(月) | 1,000円〜3,000円 | 1,000円〜3,000円 | 1,000円〜3,000円 | 500円〜1,000円 |
月謝料金 | 31,000円 | 27,000円 | 21,000円 | 32,500円 |
上図の対象となる学年は中学1年生とし、授業時間は80〜90分の場合の平均的な授業料を含めた料金を示した表になっています。
このように、やはり個別指導塾の料金は、他の授業スタイルの学習塾と比較しても授業料が高い傾向にあることが伺えます。
しかし、学習塾の授業料は安ければ良いというわけではないということです。
当然ですが、授業料が安くても質が低くて何の効果も得られなければ何の意味もなく、逆に授業料が高くても自分にとって最適な環境で自分の目標を達成できれば、それは非常に意味のある投資であったと言うことができます。
その中でも個別指導塾は、授業料は高いものの1人1人の目標に向かって自分のペースで学習できるため、非常に学習効果の高い塾だと言えます。
個別指導塾の料金相場
個別指導塾では、通常の授業の他に夏季講習や冬期講習などの短期講習を行っていることが多いです。対象は小学生、中学生、高校生と全学年が対象です。
入塾している生徒以外も受講することができることがほとんどなので、個別指導塾がどのような雰囲気か実際に体験してみたいという生徒が講習を受けることも可能です。
夏期講習や冬期講習は短期限定の授業になるため、料金も通常の授業料も抑えた金額になっていることが多いです。個人指導塾の雰囲気を見てみたいという場合には非常に良い機会になるでしょう。
一般的に、個別指導塾で開かれている夏期講習・冬期講習の料金相場は、1教科あたり4,000~5,000円程度(講座4回分の料金)。
講座のコマ数や教科の数によって料金が高くなったり、入塾料やテキスト代などの料金がかかる場合もあります。また、小学生、中学生、高校生の学年によっても料金が変わることがあります。
このような休み期間の講習は、苦手科目の対策や学期に学んだ内容の復習などがメインです。ただ個別指導塾の雰囲気を見るだけでなく、学力向上のためにうまく活用してみてください。
個別指導塾によっては、兄弟・姉妹が通塾している場合には料金割引などのキャンペーンを行っていることもあるので、そういったお得な料金割引を利用してみるのもおすすめです。
主な個別指導塾の授業スタイルと料金相場一覧
個別指導の種類 | 1対1 | 1対2 | 巡回式 | |
---|---|---|---|---|
料金相場 | 高い | やや割高 | 安い | |
主な個別指導塾 | トーマス | ○ | × | × |
東京個別指導学院 | ○ | ○ | × | |
明光義塾 | × | × | ○ | |
個別指導塾スタンダード | × | ○ | × | |
個別教室のトライ | ○ | × | × | |
スクールIE | ○ | ○ | × |
学年別の学習塾料金・費用の平均
ここでは、平成30年度に文部科学省によって発表された「子どもの学習費調査」をもとにどれだけ塾にお金をかけているかを見ていきたいと思います。
小学生、中学生、高校生の学年別で、1年あたりで学習塾の授業料にどれくらいの費用をかけているかを表にしてみました。
学校 | 学年 | 公立 | 私立 |
---|---|---|---|
小学校 | 平均 | 53,313円 | 252,790円 |
1年生 | 17,991円 | 114,452円 | |
2年生 | 30,278円 | 121,978円 | |
3年生 | 40,629円 | 162,612円 | |
4年生 | 47,773円 | 257,528円 | |
5年生 | 84,579円 | 384,113 円 | |
6年生 | 96,289円 | 485,494円 | |
中学校 | 平均 | 202,965円 | 153,365円 |
1年生 | 110,774円 | 117,141円 | |
2年生 | 178,408円 | 156,644円 | |
3年生 | 313,780円 | 186,569円 | |
高校 | 平均 | 106,884円 | 129,313円 |
1年生 | 71,534円 | 85,200円 | |
2年生 | 98,567円 | 120,636円 | |
3年生 | 150,650円 | 183,807円 |
小学生の塾にかかる授業料・料金相場
公立に通う小学生の場合、中学受験を目指す生徒が小学生5・6年次に塾を利用する頻度が多くなるため費用が増加しています。
いっぽう、私立小学校の場合は小学生1年次から高い塾費用が発生しているのが特徴です。
これは、公立に比べて私立小学校の学習スピードが速いことと、中学受験を行う生徒は早くから塾に通うため、小学生低学年でも高い学費が発生しています。
小学校は6学年と長いため中学生・高校生と正確に比較はできませんが、表によると私立に通う小学生の塾費用平均が一番高い金額になっています。
個別指導塾や集団塾に関わらず、講座の料金自体は中学生・高校生と比較して小学生はあまり高くないのが一般的ですが、それだけ私立小学生の塾の需要が高いことが伺えるでしょう。
中学生の塾にかかる授業料・料金相場
中学生を見てみると、公立中学校に通う生徒の塾費用が私立中学や高校生よりもお金がかかっていることが分かります。
これは、公立中学に通う生徒は高校受験を控えているためであり、表からも分かるように3年次の平均塾費用が一番高いです。
中間一貫校の公立はまだまだ少なく、大半の中学生は高校受験を受ける必要があるため、多くの生徒が塾を利用して対策を行います。
いっぽう、私立に通う中学生の塾費用が少ないのは中高一貫校が増えており、高校受験を経験しない中学生が増えているからです。
また私立中学で塾に通う生徒は、国立上位や医学部など超難関入試の現役合格を目指す生徒が多いですが、まだまだ大学入試までは時間があるうえ、進学校は学校授業も大学入試に備えて力の入った指導・カリキュラムが取り入れているため、塾は授業の補てん的位置づけが強いようです。
ただし、私立中学生も6年間という余裕のある学生生活のなか早くから大学入試に備えて学習を始めることは上位大学や医学部へ現役合格するためには重要です。塾を有効活用していきましょう。
高校生の塾にかかる授業料・料金相場
高校生の場合は、大学受験で進学する生徒もいれば、就職や専門学校を選ぶ生徒もいるため、塾に通う生徒は中学生と比較すると少なくなります。
ただし、子供の学習費調査によると、高校生の通塾率は公立高校が37.8%、私立高校が38.2%という結果がでており、3人に1人が塾に通っていることになります。
少子化に伴う大学全入時代の到来と叫ばれる昨今の事情を鑑みれば、ほとんどの高校生が大学を目指すのは自然の流れかもしれません。
大学進学を目指す人は高3生になる頃には塾や予備校で対策を行う人がほとんどのため、費用も高額化しています。
私立高校の進学校であれば、中高一貫校も多く早い段階から大学入試を見据えた対策が行われるため、塾費用も高2生から増加しているのが分かります。
一般的に塾や予備校の授業料・テキスト代などの料金は、大学入試を控える高3生が授業数や教科も増えていくため高くなります。
大学卒業するまでの教育費はいくら?
昨今の世の中では学力社会が謳われており、小学生から進学塾に通わせる家庭も少なくありません。子供を予備校や個別指導塾に通わせたりするため、子供にかける塾の授業料や学習教材の料金などといった教育費は年々増加傾向にあります。
その他にも、習い事に通わせたりすればさらにお金がかかってしまうため、子供を育てるには多額のお金がかかってしまうのが現状です。
そこで、ここでは子供が幼稚園から大学を卒業するまでにかかるお金の平均的な額を、表を用いて解説していきたいと思います。
表の金額は全て1年間でかかるお金を、習い事等に通った場合とそうでない場合に分けて記載しております。
区分 | 公立 | 公立(習い事有) | 私立 | 私立(習い事有) |
---|---|---|---|---|
幼稚園・保育園 | 約14万円 | 約23万円 | 約36万円 | 約53万円 |
小学校 | 約11万円 | 約32万円 | 約95万円 | 約160万円 |
中学校 | 約18万円 | 約49万円 | 約108万円 | 約140万円 |
高校 | 約28万円 | 約48万円 | 約72万円 | 約97万円 |
※平成30年度 文部科学省「子どもの学習費調査」より
大学のデータは、4〜6年間でかかる授業料の平均的な額を記載しています。
国公立大学 | 私立大学 | ||
---|---|---|---|
昼間部(全学部) | 文系学部(4年間) | 理系学部(4年間) | 医・歯学部(6年間) |
約242万円 | 約398万円 | 約542万円 | 約2357万円 |
※文部科学省「平成30年度学生納付金調査結果」、「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果」より
全体的に分析しても、やはり子供を一人前に育て上げるには多額のお金がかかってしまいます。
特に私立に通わせた場合、小学生・中学生・高校生を通して公立と比較すると学費に大きな差が生まれることがわかります。
しかし、平成30年度の文部科学省「子どもの学習費調査」によると、私立の小学校に通う生徒の割合が全体の1.2%で、私立の中学校に通う生徒の割合が全体の7.6%というデータがあります。小学生、中学生の年代では多くの生徒が公立の学校に通っているということです。
そのため、たとえ私立学校に通うとしても、多くのお子さんが高校、大学から私立学校を選ぶという可能性がに高くなると言えるでしょう。
特に、大学では国公立大学に合格することは非常に狭き門で、多くの生徒が私立の大学に通うことになります。
その上、親元を離れて暮らす子供には大学の授業料に加えて生活費もかかってしまうため、子供が大学に通うには多額のお金がかかるでしょう。
浪人して1年間予備校に通うとになったら、100万円以上の学費が追加で発生してしまいます。
現役合格または比較的学費の安い国公立大学を目指すのであれば、早いうちから個別指導塾や学習塾で対策するに越したことはありません。
個別指導塾に通うと授業料が発生しますが、浪人したり私立に進学してしまうことを考えると、かえって経済的になることもあります。
料金が高くても通う個別指導塾の価値とは
学習塾という存在
一般的に、集団授業と比較したら、先生1人あたりが教える人数が少ないため、授業料などの料金が割高になってしまう個別指導塾ですが、高い授業料を払ってまで個別指導塾に通わせることにどんな価値があるのでしょうか。
その前に、そもそも「塾」の存在意義とはなんなのでしょう。
勉強は1人でできるにもかかわらず、生徒はなぜ塾へ行き、親はなぜ授業料やテキスト代などの高い料金を払ってまでして塾に行かせるのでしょうか。
その問いに対して細かく答えれば、たくさんありますが、やはり一番は勉強する環境を求めて塾に行くのです。
個別指導塾の価値は丁寧な指導と自分だけの学習計画
集団授業や家庭教師を選択せずに、あえて授業料の高い個別指導塾を選択するのか。
それは個別指導塾では、なんといっても先生1人あたりが教える人数が少ないため、先生が生徒と深く向き合ってくれるからです。
そして、生徒一人ひとりに最適なカリキュラムを組んでもらえるため、自分のペースで目標に向けて最短距離で学ぶことができます。
集団授業だと、クラスごとにレベル分けされても一人ひとりのペースや学力に完全に合致しているとは言えません。
また、講師との距離が遠いため、生徒によっては質問できなかったり、怠けてサボってしまったりすることさえあり得ます。
個別指導塾は料金は高いですが、その分講師は生徒に対し多くの時間を割いて指導に当たり、カリキュラムも他人に合わせる必要がないので無駄がありません。
自分だけの授業なので、正しい勉強法やノートの付け方、復習のやり方など学力向上に必要な全ての指導を受けることができます。
授業料が高い分の指導とサポートの質を受けることが可能です。
授業料の返金や違約金などはあるの?
少人数制で質の高い指導を受けられるため、比較的授業料も割高になってしまう個別指導塾ですが、人によっては合わないこともあります。満足のいく効果が得られない場合もあるため、その場合は退塾も選択肢の1つとなってきます。
しかし、中途解約をする際などであれば、違約金等が発生してしまうのかは気になりますよね。
まず、個別指導塾を退塾しようと考える際に一番に確認しなければならないことは契約内容です。
入会金、授業料、教材費などの料金について、自分の契約内容を確認する必要があります。
基本的に個別指導塾などを退塾する際は、即日退塾することはできず、多くの塾が一ヶ月前の申告制を取り入れています。
また、退塾する際には、翌月の月謝もしくは20,000円程度の退塾費用の支払いが発生する教室もあるようです。
もちろん、個別指導塾によっては退塾の際に料金を払わなくても良いところもあり、場合によっては未受講分の授業料を返金してくれる個別指導塾もあります。
このように各個別指導塾によって異なってくるので、入塾前にしっかりと確認しておきましょう。
高い授業料を払って個別指導塾に通っていることを考えると、満足できない場合は思い切って解約することも時には必要です。
個別指導塾の特待生制度を利用できる
個別指導塾は手厚いサポートが受けられる反面、授業料や模試代、テキスト代を含めた料金は割高になってしまいます。
しかし、個別指導塾によっては、特待生制度を利用することによって、授業料などの料金を全額免除・一部免除を受けることができます。
個別指導塾などの学習塾は、生徒を集めなど健全な塾運営のためには実績が重要。各教室の価値は進学実績で決まると言っても過言ではありません。
そのため、学習塾側の立場から考えても、難関校に合格できるポテンシャルを持った生徒が集まれば合格実績の向上とアピール材料に直結するため、そのような生徒は料金を免除して塾側の費用負担が増えてでも欲しいのです。
よって、学習塾や予備校では、入塾テストや各塾が指定する模試などで基準を満たすと特待生に認定され、授業料や模試代やテキスト代などの料金を免除してもらうことができます。
しかし、個別指導塾では、集団授業の大手予備校などと比較すると、授業料などの料金が高い上に、特待生制度を導入している個別指導塾は少ないです。
そもそも、個別指導塾に通う生徒は、集団授業に適応でないが故に個別指導塾を選んだ生徒が多くいます。
元々勉強ができる生徒が弱点補強のために個別指導塾を利用することもありますが、多くの場合は勉強が苦手な生徒が個別指導塾を利用する傾向にあります。
個別指導塾は、勉強ができる生徒をより上のステージに導くことはもちろんですが、勉強が苦手な生徒に寄り添って勉強を教えていくことにも重きを置いている教室が多いです。
しかし、個別指導塾でも、特待生制度を設けている個別指導塾もあります。生徒の努力に応じて、ある一定の基準の成績向上が見られれば、奨学金を支給したり、授業料などの料金を割引している個別指導塾もあります。
むしろ、難関受験に力を入れた個別指導塾も増えてきているので、差別化も含めて今後は特待生制度などの料金割引を取り入れる教室の増加が期待されています。
料金免除になる成績保証制度とは
高い授業料や教材費などの料金を払ってまで個別指導塾に通っているのにも関わらず、肝心の成績が上がらなかったら何の意味もありません。
そこで、質の高いサービスを提供することを確約する意味も込めて、成績保証という制度を導入している個別指導塾があります。
成績保証とは、定期テストなどで、教科ごとに各個別指導塾が定める点数以上の成績アップが成し遂げられなかった際に、その教科の授業料などの料金を免除するという制度です。
成績保証があることで個別指導塾としての自信を示すだけでなく、生徒自身も具体的な数字で目標設定することでモチベーションアップにも繋がります。
しかし、いくら基準となる点数の成績アップが成し遂げられなかった場合に授業料を免除してもらえる成績保証とはいえ、毎回保証が適応されるわけではありません。
成績保証では、基本的には目標とする点数を一度でもクリアすれば、成績保証の制度は即終了します。
そのため、成績保証とは厳密にいうと、対象期間内に個別指導塾が定める基準点をクリアできなかった場合に授業料が免除されるという制度だと理解しておきましょう。
成績が伸び悩む生徒が多ければ、成績保証を導入することはないので、指導力があるという一定の基準になるので、個別指導塾を選ぶ場合の参考にしてみて下さい。
料金で比較!授業料が魅力の個別指導塾
個別指導塾のネックは料金になりますが、塾によってはキャンペーンなどによって料金を抑えているところもあります。
ここでは、個別指導塾を料金面で比較し、コストパフォーマンスのよい個別指導塾をランキング形式で紹介します。
個別指導塾スタンダードでは、全国に490以上の教室を展開する大手個別指導塾です。
全てが直営教室であり、地域や教室による指導レベルや教育環境の差がないことが魅力です。しかも授業料も良心的な上、入会金0円と初回授業料の7割引きによって初期費用を大きく抑えることが可能です。コストパフォーマンスには自信がある個別指導塾の1つです。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
---|---|---|
入会金無料と初回70%割引の安さ |
ネット松陰塾は、オンライン型のマンツーマン個別指導塾。
成績が伸び悩んでいる人は月額12,000円からの個別指導コース、自主的に勉強できる生徒や保護者が学習管理を行えるなら月額8,000円の声かけコースで授業料を大きく節約できます。授業料は教室が不要な分、他の教室に比べて安く、自宅で受講できるので保護者の方は夜遅くまで教室で勉強することもなく安心。通塾時間も節約できて忙しい学生には最適です。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
---|---|---|
ネットからの入塾なら入塾料20,000円が“8,000円”に値下げ |
創英ゼミナールは、神奈川県内に91教室を展開する地域密着型の個別指導塾です。
テレビ神奈川の県立高校入試速報を当塾在籍の講師が担当するなど実績および実力は証明済みです。定期テスト対策も評判で点数の伸び率も高いのが特徴。そんなレベルの高い指導が月額4,750円からというお得な料金で受けられます。しかも1対1の完全個別指導です。ただし、神奈川県内にしか教室がないので選択肢に入れられる人が限定的なのが唯一のデメリットとなっています。
特徴 | 詳細 | 公式HP |
---|---|---|
月額4,750円というお得な料金で完全個別指導が受講可能 |
個別指導塾の選び方は料金と指導のバランスが大事
今回は、個別指導塾の授業料等の料金面に注目して解説してきました。
やはり個別指導塾は集団塾と比較すると料金・費用の負担が大きくなってしまいますが、その分勉強が苦手な生徒に寄り添った学習が可能な場になります。
成績向上の可能性を考えると、決してコストパフォーマンスが悪いとは言えないでしょう。
ただし、生徒の向き・不向きもありますので、料金だけで個別指導塾を決めず、体験授業などを通して実際の雰囲気を確かめてから入塾を検討することをおすすめします。
最近では、授業料の安い個別指導塾も増えていますので、様々な個別指導塾をチェックしてみると良いでしょう。
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