消防官
消防官は、消火・救急・救助・査察などの業務を行い、市民の生命や財産を守ることを主な業務とするお仕事です。
時には危険を伴う任務もあるため、冷静さと瞬時に適格な判断ができる能力が求められると同時に、重たい防護服や酸素ボンベなどを装備しながら救助や鎮火にあたるため、基礎体力も必要な仕事です。
消防局や消防本部が全国市町村に設置され、採用されると地方公務員として働くため雇用や待遇が安定しているのも魅力です。
いつ火災や救助、天災などが発生するか分からないため、交代で夜間勤務を行い24時間体制で対応できる体制を整えています。
安定した公務員という職業だけでなく、東日本大震災により消防士の仕事が改めて注目を浴びて、今後も人気が続いていくでしょう。
消防官を目指す
消防官を目指すためには、全国各自治体が実施している消防官採用試験を受験して合格する必要があります。
試験はおもに、I類(大卒程度)、Ⅱ類(短大卒程度)、Ⅲ類(高卒程度)の3つの試験区分に分かれています。
公務員試験とは別に実施されているため、警察官や公務員試験と併願で受験する人も多く競争率は高めとなっています。
独学で勉強している人もいますが、多くは公務員専門学校の専門課程や公務員講座を利用しているケースが一般的です。
採用後は消防学校に入学して研修や訓練を経て各消防署に配属されます。
試験概要
将来性 | 難易度 | 取得方法 | 採用倍率(消防庁) |
---|---|---|---|
良い | やや難しい | 独学・通学・通信 | 10.6倍(2012年) |
受験資格 (例:消防庁) |
消防官I類など=大卒程度 消防官Ⅱ類など=短大卒程度 消防官Ⅲ類など=高卒程度 ※身長や体重、視力、聴力などの身体要件あり |
---|---|
試験時期 (消防庁) |
【I類】 第一回5月頃 第二回8月頃 【Ⅱ類】 6月頃 【Ⅲ類】 9月頃 |
試験内容 | 【1次試験:筆記試験】 各自治体によって異なってきますが、一般的に教養試験、適性試験、作文試験を実施 【2次試験:人物試験】 各自治体によって異なってきますが、主に面接試験や身体試験などを実施 |
よくある質問
お仕事情報
<<広告・PR欄>>